11月6日 フィレンツェ  1

無事にたどり着けるか?!
今日はフィレンツェに向かう日。またまた早い朝であった。
イタリアのこの時期雨が多いとのことだけれど、今のところ雨に当たっていない。うれしい。でも陽に当たると暖かいけれど、日陰になるとさすがにちょっと寒い季節だ。
朝食はケーキやらクラッカーやらで済ます。

ホテルを8時ちょっと過ぎにチェックアウトしてウニタ・ディタリア広場に行く。広場までの坂道、行きの上りも辛かったが、下りも結構応える。買い物はそんなにしてないのに何故かキャリーが重くなっていた。

バスはすぐやって来た。駅に着いたらフィレンツェまでのチケットを買わなくては。慣れていないのですごくドキドキするが、何とかできた。安心。列車が来るまで時間があるのでウロウロ見て回る。

  
これがアッシジ駅。駅前はホテルなどが並んでいる。バスはここで乗り降りする。

    

  
駅の中は白と茶系でまとめられてシックな雰囲気がする。文字もオシャレな感じだ。
駅の中はとても静か。


8時52分発の列車はほぼ定刻に来た。フィレンツェまでは乗り換えなしで2時間半くらいか、結構遠いもんだ。この列車に乗れたらまずは一安心。素晴らしい景色を堪能しつつ、でも眠気が襲ってきた。荷物もある事だし危険を回避するためにも眠らないように気をつけたいところだがダメであった。気付くとウトウトしていた。向かいにはイタリア人の女性の方だったし、まっ良かったところか。

11時半頃無事フィレンツェに到着。さぁ、ここから予約してあるB&Bがあるベッカリア広場まではバスで行くことになる。よくわからなかったのでミケランジェロ広場にも行ける13番のバスに乗った。運転手さんに「ベッカリア?」とまずは聞いてみた。通じない。アッシジと同じようにちょっと発音が違うようだ。「ベッカリーア」と言うらしい。バスはこれでOKだった。これで一安心と思ったのだが、さぁどこで降りたらいいんだろう。イタリアのバスは案内がないしかなり不安になってきた。もしかして「ここかな?」と思った場所があったんだけれど、なんと私は乗り越してしまったのだ。気づいたらもうアルノ川が見えてきた。こりゃダメだ。とりあえずせっかくこのバスに乗ったんだからミケランジェロ広場まで行くことにした。キャリーを引いたままでちょっと恥ずかしかったけれど、ドーモやヴェッキオ橋など写真に撮ってきた。やはり日本の団体さんのバスがたくさん駐車していてみんなパチパチやっていた。


今日もドゥオーモが一段と大きく見えた。他と比べるといかに大きいか。青空の下本当にきれいだ。


ヴェッキオ橋もきれいに見えている。

バスの切符の有効期限が60分なので急いでバス停に戻る。バスはすぐやって来た。ここでも「ベッカリーア?」と確認してから乗り込む。OK。今度は運転手さんのすぐ斜め後ろに座った。これが良かったらしい。「ここだよ」と教えてくれた。ベッカリア広場、やっぱりここがそうだったんだ。

さてB&Bを探す。ホテルとは違って大きな看板などがないので見逃したらしい。近くにいる人に聞いてみた。「この通りだ」と教えてくれた。今度はゆっくり歩いてみると何の事はない。目の前にあった。よ〜く見たら『RESIDENZA MANZONI』と出ていた。あ〜良かったぁ。今度はブザーを鳴らさなくてはいけない。ブザーを押すと「???」向こうから声が聞こえた。何て言ってるのか全くわからない。とりあえず「Buongiorno. Mi chi amo ○○」と挨拶と名前だけ言った。すると「???」言葉が返ってきたけれどさっぱりわからない。一先ず返事があったんだから待つことにした。鼻歌まじりに降りてきたオーナー。ここはエレベーターがないのでオーナーがキャリーをさっと担いでB&Bがあるフロアまで上がった。部屋や鍵の説明、観光案内までしてくれおまけに地図もくれた。何と親切。そして一番気になるお部屋、これが広くてきれい一目で気に入った。
次の日の朝食は用意してくれている。パンは袋に入った日本でいう菓子パンのようだが、飲み物が豊富にあった。結構いい。B&Bってこういう感じなんだと思った。駅からはちょっと遠くてバスなどが必要だけどここはバスを降りたらすぐ目の前で便利。ドーモやヴェッキオ橋などの観光は歩いて行ける距離。
お部屋の写真をさっさと撮って昼食に向かった。

B&B  RESIDENZA MANZONIはこちらから  ★★


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