グランデ広場を後にして素晴らしい眺めを期待してサン・フランチェスコ教会へ足を延ばしてみた。
建物の隙間からどこかの教会だろうか遠くに見えてきた。
さらに進んで、城壁に囲まれる町にはこういった風景がよく見られる
ここがサン・フランチェスコ教会辺りからの眺め。どうしても白っぽくなってしまうね。
少しずつ坂を下りてきたらグラッチャーノ・ネル・コルソ通りに出てきた。プルチネッラの塔にはこんなかわいい人形が。
ここがサンタゴスティーノ教会。教会を見ていたらあるイタリア人女性が「ジャポネーゼ?」と声を掛けてきた。「この教会は素晴らしいよ」といろいろ話してくれたので早速入ってみる事にした。椅子に座って中を見ていると突然さっきの女の人が入ってきてアーメンをしながら歌い出した。賛美歌のようなそうじゃないような歌の事はよくわからないけど、歌声が教会中に響きわたってなお一層雰囲気を盛り上げてくれた。ちょっとハスキーがかった声が何とも印象的だった。
余韻に浸りつつ帰りの事も気になりバス乗り場に戻る事にした。ここがLFIバスの乗り場。
バスは定刻通り発車し真っ暗な道をグングン走っていく。野を越え山を越えといった感じでとにかく走る。何か変だなぁ・・・もしや間違えた?聞いたらちゃんと駅に向かうバスだと言っていたはずだし、不安はつのるばかり。こんな真っ暗の中降りるのも怖いし、終点まで乗ってみよう。きっとどこかの町に辿り着くだろうし、どうしても帰れそうもなければその町に泊まってってもいいかと、そんな事を考えていた。しばらく走っていたら見覚えのある場所に着いた。ちゃんとキウージ駅に到着できたのだ。間違えてなかったんだ。要するに他の町を経由するバスだったんだ。納得。当時はどうなるかとホントにヒヤヒヤドキドキだった。あ〜安心した。
帰りのチケットを買って列車を待つ。今度の列車はローカル線のようだ。
キウージ駅前。これが夜の様子。
列車は少し遅れて出発。ローカル線であってもそんなに時間はかからなかった。停車駅が1つ多いだけだった。
無事オルヴィエートに戻り、八百屋さんで夕食のトマトを買って帰った。ここオルヴィエートも暗くなってもいくらかは安心して歩ける町だと思った。でも、用心はすべし。
何度も通るコルソ通り。真っ暗な空にオレンジの灯りが温かさを感じさせてくれる。
8時少し前に部屋に着いた。帰りは待ち時間がそんなになくて、それでも2時間ちょっとはかかった。結構遠いと言うか時間のかかる日帰りだったけど十分楽しい時間を過ごせた。モンテプルチャーノも当初は宿泊を考えていた町だったし、じっくり歩いてみたい町の1つとなった。もし時間が許せるのならピエンツァにも足を延ばしてみたいと考えてみた。
明日は最後のオルヴィエートの時間を存分に楽しみたい。
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