6時過ぎの起床。さらに遅くなる朝。ポットでお湯を沸かしていつもの朝食にする。
あ〜ぁ、今日も雨だ。アレッツォに行く。
９時頃部屋を出てバスAに乗って駅に向かう。このバスはチェントロの中をスイスイ走る。車窓から町の様子を見る事ができて観光の一つになりそうだ。
さすがフィレンツェ、駅の切符売り場はやはり並んでいる。何とか切符を買う事ができ、窓口の人は乗る電車・時刻をチケットに書いてきちっと教えてくれた。よかったぁ。
Ｌａｚｚｉ社はフィレンツェ駅の道路を隔てた所にある。出発まではまだ時間があるので、明日行くルッカ行きのバスの時刻を確認しに行く。バス会社の人に聞いたら長い棒で時刻表を指しながら「クエスト・クエスト・・・」って言いながら教えてくれた。それをメモに書き取っていると「よし！」と頷いていた。日曜日は減便になってるので確認して大正解。ついでに切符も買っておいた。
そして駅に戻る。まだ時間があるのでキャッシングする。キカイの操作にもだいぶ慣れてきたみたいだ。日本ではATMと言ってるが、こちらではバンコマット。
列車は３０分程の遅れ。これがイタリアだ。あんまりイライラする人っていないのね。時計をチラチラ見るのはこの私だけかも。土曜日なので列車は混んでいて座席がなくて通路の折りたたみ式の椅子に座る。これも初めて体験だ。大きな荷物を抱えた人が通る度に腰を上げなくちゃいけないけど、なかなか面白い。景色を眺めながらあっという間の３０分だった。
ここがアレッツォのホーム。行き止まり式ではない。列車はインターシティ。
後ろに見えるはアレッツォ駅。
雨だ。駅からVia G モナコをまっすぐ歩いてみる。駅の辺りはアンティックな感じも中世の雰囲気も感じられないが・・・
ちょっと過ぎると景色が一気に変わる。エノテカと言ったらいいんだろうかワインのお店が目に付いた。今日はこんなお店でワインを飲みながらもいいんじゃない？なんて思いながら良さそうなお店を探しながら町を散策。
ここがサン・フランチェスコ教会の前の通り。なぜか教会の写真がなかった。
雨は降り続くし、空腹感も強くなってきたし、そろそろお店決めないと。町の散策と言うよりもお腹を満たすための場所を探し歩いているようだ。どこを歩いているのか見当もつかない。
なんか良さそうなお店が。メニューを見てまずまずのお値段だし、そーっと中を覗いてみると人がたくさんいた。これは！とピーんときた。早速中へ入り、メニューは会話集にメモしているのでそれを見ながら決める。まだイタリア語のメニューは読めないのだ。あまりにも真剣に見ていたからなのかお店の人が会話集を覗き込んで笑っていた。フィレンツェで食べ損なったトリッパがあった。まずはそれとプリモはラビオリにした。
こんなおいしいラビオリ食べたことない。何のチーズだろうかコッテリしてて塩加減もしっかりついてて私好みだ。セコンドはうーん美味しいことは美味しいが私好みの味じゃなかった。それにちょっとぬるかったのだ。残念。満腹だけどどうしてもドルチェにたどり着きたかった。メニューをよーく見たらあった！念願のカントゥッチ コン ヴィンサント。これが食べたかった。ワインは小さなボトルに入っててカントゥッチはたっぷりとある。初めて食べた味は最高！これがそうなんだと感激しながら食べた。美味しいお店に入るといつも思うんだけれど、一人じゃもったいない。数人いればいろんな料理が楽しめるのにと思ってしまう。この私ですら一通りのコースが食べられないのだ。仲間と行ったならば料理を皆で分けて食べることができるのだ。こんな時一人のつまらなさを感じてしまう。そうそう担当の女性の給士の方がとてもテキパキとして気持ちが良かった。
ＩＬ ＳＡＲＡＣＥＮＯはこちらから ★★
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